素材のこころvol.1 小豆
やさしい味とふくよかな甘さ。武平作自慢のあんこ作りには、小豆がかかせません。 武平作の小豆は、マルトクの特選小豆。 十勝では土地面積の9割が畑。 小豆の生産高だけ見ても、北海道の十勝だけで、全国の70%を占めている。 「良いものを安定して供給する。それに大切なのは、作ってくれている農家さんにしっかりと 大和雑穀さんでは、状態の良い小豆を集め、等級を分けている。武平作のお菓子には小豆がかかせません。
今回の生産地は、北海道です。豆自体が、がんばる時間が必要だよ。
こだわりぬいた先で見つけた小豆の生産地は、北海道の十勝。
最上のものを使用しています。
だからこそ、「失敗するわけにはいかない」「品質を落とすわけにはいかない」と、武平作の小豆を管理してくれている大和雑穀さんは言います。
儲けてもらうこと。」
これは、農作の年に小豆を確保し、保存しておくことで、あまり良くない年でも、良い小豆を供給できるようにするためでした。
小豆の生産者である高橋様に
会いにいってきました。
毎日欠かせないのは、畑の見回り。
25ヘクタールを全て見まわること。
高橋農場さんは、十勝で1番の取れ高を誇る、小豆農家さんです。
社長の高橋さんは、御年71歳。小豆を作り続けてもう50年になります。
やってみたら、良い豆が沢山採れた。年を追うごとに農場は大きくなった。
「勉強のためなら、北海道中どこでもいったよ。肥料をやるタイミングも身体で覚えた。分かるんだよ。25ヘクタール、この農場を毎日、見回りしてるから。」
直接、毎日見て回ることで、豆は元気か、豆に虫は付いていないか。昨日と何か違うところはないか。今、豆に足りないものは何か、が分かると高橋さんは、顔をほころばせながら、語ってくれました。
おいしい小豆の秘密はその姿勢以外に、土地にもあった。
十勝の寒暖の差。昼に陽を浴びせ、夜の寒さで小豆の中にでんぷんが沢山蓄えられた。
ただ、おいしいといってくれるところばかりではなかったと言う。
「26歳の頃、昔ね、本当に良い小豆を分かってくれる所がほしくて、必死になって探した売り場が大和雑穀さんだったんだ。」
良い、と言われてからもう44年。
「毎日、小豆の研究に没頭できたのは、育てた豆を『良い』と言ってくれる人がいたから」
と、高橋さんは言います。
「自分の知っていることは、皆に教えたい。仕事ってもんは楽しくないといかん。」